[水の話]雨が降らず、用水路も枯れて、、

飲料水は、20Lや12Lのポリンタンクを2~3個持って近所の湧き水から汲んで来ます。

この水汲み場は観光客も多く利用するので、水質検査含め管理のしっかりとしたところです。

飲料水は一日2Lもあれば足りるので、湧き水を汲みに行く頻度はそう高くありません。

湧き水ポイントは立地にも恵まれており、何処かに行くついでに立ち寄れる場所にあるので、水汲みをそれほど苦だと思うことはないのです。





 

 

 

この湧き水を目当てに遠くからやってくる人もいますが、地元の人にも人気です。

こんな場所なので、僕が大きなポリタンクを持って水汲みをしていても、誰も僕の家には水道が来てないとは思わないのです。

悪目立ちはしたくないので、比較的近所にこのような水汲み場があったことは幸運だったと思っています。

 

 

小屋暮らしをしているからという訳でもありませんが、たまにですが、「もしお金があったら…?」という妄想をすることがあります。

真っ先に思い浮かぶのはインフラのことなのですが、こと飲水に限っていえば、優先度はかなり下の方になると思います。

「飲水」よりも圧倒的に使うのが「生活用水」ですし、細心の注意を払うべきは「排水」です。

「水」とひとくくりにしていますが、実は「上水」「下水」と大きく大別することが出来るし、我が家のように飲料水と生活用水と分けていれば、「中水」というジャンルが出てきます。

僕の中での「中水」は、飲料に適していないとはいえ、仮に飲んでしまっても人体に影響を及ぼさない水なので、お風呂の水や食器洗い程度なら問題なく使用出来ると思っています。

意見が別れるとすれば、植物の水やりやトイレの水でしょうか。

 

 

数日前から、実はこの生活用水(中水)に困っています。

我が家での「中水」の手に入れ方は3つあります。

 

・雨水

これがもっとも手軽な方法です。

小屋の屋根に降った雨を500Lの雨水タンクに溜めています。

 

・近所の用水路

雨水の集水システムが優秀なので、用水路まで水を汲みに行くのは稀です。

しかし花粉シーズンだけは雨水に色がつくくらい花粉だらけになるので、この時ばかりは集水を諦めます。

 

・飲料水を使う

「中水」を使う生活に慣れているので、普段飲んでいる水を「中水」として利用することに抵抗があります。

湧き水ポイントで「上水」「中水」も汲んでくるとしたら、少なくとも20Lのポリンタンクを2つは多く持っていくことになるので、こうなると少し面倒になります。

 

ここのところ雨が降っておらず、また10月の下旬から用水路が堰き止められたままになっている関係で、今日は湧き水ポイントで久しぶりに「中水」も汲んでくることになりました。

スタイロフォームのベッド|用水路が枯れて風呂に入れない…

 

せめて用水路が開通すれば助かるのですが、この用水路は基本的に米作りに使うものだと思うので、僕のような者が使うことなど想定していません。

故に文句を言う筋合いがないのです。

改めて思ったのですが、僕が便利に暮らしているのは、幾つかの偶然が重なったお陰で、それは決して強固な地盤ではないのです。

 

在りし日の姿

 

現在の姿

 

もし24時間365日汲み放題の湧き水ポイントがなければ、僕の小屋暮らしの難易度は遥かに跳ね上がっていたことでしょう。

いつまでも湧き水が観光資源であり続けることが出来るように、せめて自分の身の回りの自然環境くらいには責任を持とうと思っています。



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