もし知っていたとしても知らない振りをして下さい

近くに出来たグランピング(豪華なキャンプ場)は、有名人を起用した宣伝が功を奏し、お客さんが増えたようだ、といった話をしていたら、唐突にオーナーの奥さんから言われました。

 

「最近働き詰めだけど、明日くらい一回休んどく?」

 

『奥さんは、実は僕の正体を知っているのではないだろうか…?』

昨日の日記で、次の休みがいつだか分からないといったことを書いたばかりだったので、咄嗟にそう思いました。

もしバレているとしたら、二度とアルバイトには行きたくありません。

社会人としては「最低」と思われるけど、いわゆる「バックレ」というやつをこの年になって初めてやることになるでしょう。

ただ、毎年春になるとオーナー夫婦がお菓子をもって、アルバイトを頼みに小屋に来てくれるような関係なので、バックレたとしても、初日のうちに心配して見に来るのは避けられないと思います。

それでは意味がないので、明日からアルバイトに行きたくないと思ったら、大きな嘘を付くしかないだろうと思います。

日中小屋にいるというのに、突然アルバイトに行けなくなるような、誰もが納得するような理由とはなんだろう?と考え込みそうになりましたが、まだそんな段階ではないので止めました。

 

僕の中のスケジュールでは、明後日にTPの記事を更新しなくてはなりません。しかし、TPの記事は写真を多用するので、図書館のコンセントにパソコンを繋がなくては作業が出来ないのです。

仮に作業用パソコンのバッテリーが満タンであっても、バッテリーが劣化しているため1時間くらいしか自走出来ません。

つまりTPの記事更新はいったんお休みしようと、実は昨日の夜にそう思っていたのです。

タイミングよく明日は休みをくれるというので、朝から図書館へ行ってこようと思います。明後日も休みなら、本やDVDを借りるのですが、少なくともGWが終わるまでは色々と我慢しなくてはなりません。

人は自由を制限された途端、本当に自分がやりたいと思っていることが分かるのかもしれません。

いや、やるかやらないかは別として、やりたいことをやりたい時に出来なくなることが嫌なだけなのかもしれません。

 

今日は、今シーズン初めてのお客さんが数グループ泊まりに来たので、風呂に湯を張りました。

しかし泊まる人数が少ないので、僕もジェットバスに浸かることが出来ました。そのせいもあってか、小屋に戻ってから夕飯を食べた途端、何だかとても疲れが出て来ました。いまとても眠いです。

唐突にもらった休みだったので、なかなか実感が湧かなかったのですが、やっぱり明日は1週間ぶりの休みなのです。

取り敢えず目覚ましのアラームを掛けずに眠りたいです。

今日やったことを書き忘れました。

今日は事務所の前に飾る鉢植えの準備をしました。

鉢の底の丸穴の上に網を乗せ、その上に赤玉、そして土と腐葉土と鹿沼土を混ぜたものを入れ、買ってきた「ペチュニア」「インパチェンス」「ベゴニア」、新種の「サルビア」などを植えました。

どの花も僕の趣味ではありませんでしたが、これらの花は入荷と同時に売れてしまうほど人気だというのだから侮れません。

こういう花が好きだという人だから、商売が上手くいくのかもしれません。

自分の趣向を排し、売れることだけを考える人のことを音楽の世界では「産業ロック」「セルアウト」などと揶揄することがありますが、商売人としては、「最大公約数、最小公倍数」を意識することは普通のことだと思います。

ただ、兎に角お金が稼げれば何でもいいという人は、得てして稼いだお金で何がしたいのかはっきりしていないことが多く、そのために際限なく儲けたいと思ってしまうような気がします。

ではお前はお金が嫌いなのかと問われれば、まったくそんなことはありません。

僕の理想は、しっかり稼ぎがあったうえで、好きだから小屋暮らしをするとか、小屋での暮らしが先端なのだと思って暮らすことなのかもしれません。

そうでなくては説得力だって沸いてこないような気がします。

 







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