「風車ブラシ(仮)」

一昨日も昨日も今日も、もうずっと掃除漬けの日々です。

誰の目も気にせず一人で黙々と仕事が出来る環境は気楽ですが、僕は気が弱いので仕事をサボることが出来ません。どこかの死角から、オーナーが僕の働きぶりを観察しているのではないかと思ってしまうのです。

足を投げ出しボーッとしてみたところで、数秒もすると立ち上がり、またセコセコと働きだしてしまいます。

飄々としていて、根の明るい男に憧れていましたが、僕がそんな人間になることは多分もう無理なのだと思います。

それでも、ふと振り返ると掃除の終わったところは光り輝いて見えるし、遠くから見渡せば、職場全体のイメージはパッと明るくなったように感じられます。

そんな瞬間はまんざらでもありません。どうやら僕は掃除がそれほど嫌いではないようです。

連日ベストキッドみたいな雑巾がけをやっているので、腕や脚が筋肉痛でカチカチです。昨日も、帰宅してから身体の違和感に気が付き、少し笑ってしまいました。冬の間の自堕落な生活のツケが回って来たのだと思います。

ただ、寝て起きれば何事もなかったように元気になるので、僕の肉体はまだしばらくは使えそうです。

必要は発明の母です。

今日はある発明品のイメージを膨らませていました。

その発明品の名前は、「風車ブラシ(仮)」です。

風車のように回転するブラシがあれば楽だろうなと思ったのです。

可変タイプのヘッド部は伸縮します。スピード調整も可能で、取替の出来るアタッチメントにより、様々な場面で活躍するでしょう。

しかし、難しいのは思いつきよりも現実化させることです。

試作を繰り返し実用レベルまでブラッシュアップし、借金をするか売る込むかして販売までこぎつけたいと思うほど、僕は「風車ブラシ(仮)」に情熱を傾けることが出来ません。そんな男は愚痴を飲み込み、雑巾やブラシでコツコツと地道に働くしかありません。

仕事終わりには必ず風呂かシャワーを浴びますが、連日石鹸で身体を洗い、シャンプーで頭を洗っていると、明らかに肌や髪の毛がパサパサになっていくのが分かります。また、アフリカの人みたいなことを言いますが、本当に石鹸とかシャンプーの香りが鼻につきます。

匂いは3日もすれば麻痺しますが、油分が失われていくのは少し辛いです。

ただ、僕にとって存分にお湯を垂れ流せる環境は非常にレアなので、どうしても風呂やシャワーの時間は張り切ってしまいます。明日からはせめて、ブラシを使わないで身体を洗うなど、工夫してみようと思います。髪の毛はどうしよう、、。

丸一日掃除をしていると、しばらく掃除モードが継続します。

掃除モードに入っていると、帰宅してからもあれこれと汚れが目につき、気がつくと家でも掃除をしています。仕事で疲れているというのに、先日買ってきた古道具を磨き始めたりもしてしまいました。

古道具を磨いたついでに、少し前にプレゼントすると書いたピルケースにも、オリーブオイルを塗り込み良く磨いておきました。こんなことをしていると、正直あげてしまうのが惜しくなります。

もう何人かには送付出来たので、企画は少し早めに終了するかもしれません。

※日曜日までにメールをくれた方のものは、月曜日にまとめて発送しています。僕は常にリップクリームとシアバターの入ったケースを持ち歩いています。とても便利だと思うので、是非使ってもらえたら嬉しいです。






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