保留BOXという名の”ゴミ屋敷”

部屋の掃除をすると頭の中がスッキリします。

これは部屋の汚れ具合が現在の自分を投影しているということなのかもしれません。

そう考えると、いつも使う道具や洋服というものにも今一度目を向け、メンテナンスしたり、ほころびを縫ったりなんてことをしてもいいのかもしれません。

また、要らなくなったものは再利用にまわしたりあげたり捨てたり、そう簡単にはいかないものは、いったん引き出しにしまうだけでも、その分視界は広くなり、頭の中はスッキリするのかもしれません。

「臭いものに蓋をする」というと、悪い言葉のようですが、確かに視界に入らなければ気にならなくなるという傾向はあります。

 

今使っている箪笥は、小さな引き出しが沢山ついています。

改めて考えてみると、実際に使っている引き出しは1/3もありません。

使っていない引き出しには何が詰まっているのかというと、それは「保留」したものたちです。

「1.いつか使うかもしれない」とか、手に入れたときのことを考えると「2.そう簡単には手放せない」とか、価値はあるけど要らないもの、つまり「3.お金に変えたい」と思っている物たちです。

「3.お金に変えたい」ものは早速売ればいいし、「2.そう簡単には手放せない」ものは、一時気に入って使ってたけど、今はもう使わなくなったのだから、少しずつでも「3.お金に変えたい」BOXに移していっても良いのかもしれません。

 

一番の問題は、「1.いつか使うかもしれない」BOXだと思います。

僕はこのワードをどこかで聞いたことがありました。

 

それはいつかみたテレビ番組でした。

自分の敷地内ですが、大量のゴミを保有していることで近隣住民に迷惑を掛けている、いわゆる「ゴミ屋敷」に住む住人の言葉です。

この時に特集されていた「ゴミ屋敷」の住民はお婆ちゃんだったのですが、テレビのカメラが入ったり、役所の人に諭されたりしているうちに観念し、大掃除が始まるのです。

それでも業者による掃除が進む中で、あれは捨てるな、これは触るなと、傍から見たらどれもゴミにしか見えないのですが、「いつか使うかもしれない」と言って捨てさせないのです。

お婆ちゃんにとっては決してゴミではないのです。

どうやら僕にも多少は溜め込んでしまう癖があるようで、それでこの時のテレビ番組を思い出したのだと思います。

 

そこで決意しました。

 

よく聞く方法の一つですが、ある程度の期間使わなかったら潔く手放そうと思います。

幸い僕が使っている箪笥は沢山の引き出しが付いているので、1年間使わなかったら捨てるBOX、2年間使わなかったら、3年間…と、引き出しを使い分ければ、数年後には立派な「ミニマリスト」、若しくは「断捨離マスター」になっていることでしょう。

この閃きは値千金かと思いましたが、一つ重大な要素が抜けていました。

それは、今後余計な物を溜め込んではいけないということです。

「余計な物」というのは、最終的にそうなるだけで、最初はどれも大きな期待を込めて運び入れると思うので、こんなことは予知能力者でもない限り分かり得ないことだと思います。

ではどうすればいいのだろうか?

古道具屋さんを開く?いや、ガラクタ屋さんといった方がいいかもしれない。

でもお店を始めると、OPENの日はお店に張り付いていなくてはなりません。

僕にとってはこれがネックです。

ではインターネットで売ればいいとも思いますが、これは少し短絡的です。

価値のあるものなら売れますが、ガラクタは実際に手にとり、想像力を高めて買うというのが醍醐味だと思っているので、とてもインターネットで売れるとは思えませんし、ガラクタに出品する手間を掛けるのも馬鹿らしいです。

ここまで書いてきた考えも、ふわふわとしていて使い物にならなそうなので、一時保留の引き出しに入れてしまい、今夜こそは早寝したいと思います。

もうすぐバイトが始まりそうです…。

 

おしまい。

 

・ネジ:1680円
・平飼い卵(10個パック):150円

【購入者:アメリカ人✕2】
【図書館】

[就寝時間:4:00 (一時的に起床8:00-9:00) 起床時間:12:00]
[備忘録]レギンス脱いだ